- Outlookで送信できないときの解決方法まとめ
- isacomputer管理人(@isastart07)
- 元Microsoftサポート、約2500人のサポート経験あり
- 本ブログ累計100万PV突破
今回は元Microsoftサポートの僕が、Outlookで送信できないときの解決方法を画像付きで詳しく紹介します。
Outlookで送信ができない原因はいろいろ考えられるので正直一概に「これが原因だ!」と断言することができません。
ただ、本記事の解決方法を上から順番に試していただければほぼ解決します。
それでは、解説していきます。
Outlookで送信できないときの解決方法まとめ

Outlookで送信不可の解決方法をまとめました。
①:「接続したら直ちに送信する」にチェックを入れる
Outlookのオプションにある「接続したら直ちに送信する」のチェックが外れている状態で送信すると送信トレイに残ってしまいます。
送信トレイから再度送信をすることで相手先へ送信されますが、すぐに送信したい場合は「接続したら直ちに送信する」にチェックを入れましょう。
「接続したら直ちに送信する」にチェックを入れる操作手順
Outlook画面左上の「ファイル」から「オプション」をクリックします。
「詳細設定」の「送受信」にある「接続したら直ちに送信する」にチェックを入れます。

②:Webメールを確認する
Webメールから送信できるか確認してみましょう。
Webメールから送信できない場合はOutlookからでも送信ができません。
Webメールからも送信できない場合は、メールサーバーに問題がある可能性があるのでプロバイダーへお問い合わせしましょう。
Webメールとは、インターネット上でメールの送受信を行うことができるサービスです。
プロバイダーによってはWebメールサービスが無いところもあります。
【 OCN / So-net / Plala / JCOM 】この辺はWebメールを利用できます。
Webメールを検索する操作手順
インターネット検索欄に「OCN(プロバイダー名) webメール」と入力して検索します。

「OCNメール」をクリックします。
③:セキュリティソフトを停止する
Outlookはセキュリティソフトが一時的に過剰反応してしまい送受信できないということがよくあります。
セキュリティソフトを使っている方は一度停止して様子を見てみましょう。
④:POP、IMAPを有効にする
GmailやYahooといった無料メールアドレスを利用している場合、POP、IMAP設定が有効になっていなければ送受信ができません。
有効に設定するにはWebメールから設定を行う必要があります。
またGmailは有効に設定しても受信されないこともあるので、その解決方法も紹介します。
GmailのPOP、IMAPを有効にする操作手順
インターネットから「Gmail」と検索してWebメールサイトを開きます。

画面右上の「設定」から「すべての設定を表示」をクリックします。

「メール転送とPOP/IMAP」をクリック後、「POP、IMAPを有効にする」を選択して「変更を保存」クリックします。

YahooのPOP、IMAPを有効にする操作手順
インターネットから「Yahoo」と検索してWebメールサイトを開きます。

画面右上の「設定・利用規約」から「メールの設定」をクリックします。

「IMAP/POP/SMTPアクセスとメール転送」から「Yahoo! JAPAN公式サービス以外からのアクセスも有効にする」にチェックを入れ、「IMAP、POP」を「有効にする」にチェックを入れます。

【Gmail】POPとIMAPを有効にしても送信できない場合
Gmail画面右上の「アイコン」から「Googleアカウントを管理」をクリックします。

「セキュリティ」から「アクセスを有効にする」をクリックします。

「安全性の低いアプリの許可」を有効に設定します。

⑤:SMS認証をする ※Microsoftアカウント限定
MicrosoftアカウントをOutlookで使うには、SMS認証をする必要があります。
受信は問題なく行えますが、送信をすると「配信不能」というリターンメールが返ってきてしまいます。

昔は設定することでそのまま利用できましたが最近はSMS認証が必須です。
MicrosoftアカウントとはMicrosoftが提供している無料のメールアドレスのことで、@outlook.jp / @outlook.com / @hotmail.com などはすべてMicrosoftアカウントになります。
SMS認証する操作手順
インターネットで「outlook.com」と検索して「Outlook.com – 無料の個人用メール」をクリックします。

「サインイン」をクリックしてMicrosoftアカウントとパスワードを入力してサインインします。

サインイン後に「アカウントを確認する」という画面が表示されるので画面の指示に従いSMS認証を行います。
基本的に「アカウントを確認する」という画面では携帯電話の番号を入力してショートメールを送信、携帯電話に届いたコードを画面に入力するという流れです。
人によっては画像を選択する画面が表示されることもあります。
またサインインしても「アカウントを確認する」という画面が表示されない場合もあるので、その場合はサインイン後に送信を確認しましょう。
SMS認証後はOutlookで送信できるか確認してみましょう。
⑥:インターネット回線速度を確認する
インターネット回線速度が遅いと接続がタイムアウトして送信できないことがあります。
- Wi-Fiを利用している方は有線へ切り替えてみる
- 有線でインターネットを利用している方はプロバイダーへ相談してみる
回線にはいろいろな種類があったり契約プランによってもインターネット回線速度は変わってきます。
インターネット回線速度の改善はかなり重要になります。

⑦:メールアドレスを正しく設定する
メールアドレスを正しく設定できていないと送信できません。
初心者の方でよくあるのが、メールアドレスをExchange設定しているケースです。
Exchange設定はMicrosoftアカウント専用の設定方法のため他のメールアドレスでExchange設定すると送受信できないので注意です。
上の画像のように、Outlook画面右下に「接続先:Microsoft Exchange」と表示されている場合は再度メールアドレスを設定しましょう。

⑧:宛先のメールアドレスを確認する
宛先のメールアドレスに誤りがあって送信ができないというのは多々あります。
アドレス帳から選択している場合は問題ないかと思いますが、直接手入力する方はメールアドレスに誤りがないか確認しましょう。
⑨:メールサーバーにブロックを解除してもらう
あまりないケースですが、相手にメールを送信したときに英文のリターンメールが返ってくる場合はメールサーバーからブロックされている可能性があります。
サーバー上でブロックされていれば送信できません。もし英文のリターンメールが受信された場合は、まず自分のプロバイダーへ確認しましょう。
問題なければ先方にプロバイダーへ確認してもらいましょう。
⑩:新しいプロファイルを作成する
上記の操作でも送信できない場合は、プロファイルの破損も考えられるので新規にプロファイルを作成してメールアドレスを再設定してみましょう。
再設定して送受信が行えたケースはよくあります。

⑪:パソコンサポートサービスに相談する
パソコン本体に問題がある場合はOutlookが正常に動作しません。
「何が問題なのか」という問題の切り分けも含めてパソコン修理サービスに相談してみるのもありです。

まとめ:プロバイダー側も確認してみよう

今回はOutlookで送信できないときの解決方法を紹介しました。
まとめると下記のとおり。
- 「接続したら直ちに送信する」にチェックを入れる
- Webメールで確認する
- SMS認証をする※Microsoftアカウント限定
- POP、IMAPを有効にする
- インターネット回線速度を確認する
- メールアドレスを正しく設定する
- セキュリティソフトを停止する
- 宛先のメールアドレスを確認する
- メールサーバーにブロックを解除してもらう
- 新しいプロファイルを作成する
- パソコン修理サービスに相談する
Outlookの送受信問題はOutlookに原因があると考えがちですが、プロバイダー側のトラブルやセキュリティソフトが原因の可能性もあります。
本記事でも解決しなければプロバイダーにお問い合わせしてサーバーに問題がないか確認してもらうといいでしょう。
それでは、今回は以上です。
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