- Outlookが起動しないときの7つの解決方法
- 同じ症状が起きないように対策する
- isacomputer管理人(@isastart07)
- 元Microsoftサポート、約2500人のサポート経験あり
- 本ブログ累計100万PV突破
今回は元Microsoftサポートの僕が、Outlookが起動しないときの7つの解決方法を画像付きで解説します。
Outlookが起動しないという症状はよくあるトラブルの1つです。
本記事内容で解決することがほとんどなので順番に操作していきましょう!
Outlookが起動しないときの解決方法7つ

解決方法7つが下記のとおりです。
- パソコンを再起動する
- OUTLOOK.EXEを終了する
- データファイルを元に戻す
- アドインを無効にする
- Office Click-To-Runを終了する
- 新しいプロファイルを作成する
- セキュリティソフトを停止する
順番に解説していきます。
①パソコンを再起動する
まずは、パソコンを再起動してみましょう。
ショートカットを使って再起動することができます。
キーボード「Alt」+「F4」を同時に押して表示された画面から再起動を選択して「OK」をクリックします。

②OUTLOOK.EXEを終了する
「Outlookアイコンをクリックしても反応しない..」というときは、タスクマネージャーから「OUTLOOK.EXE」を終了させることで解決できます。
「OUTLOOK.EXE」とは、通常はOutlook起動時に起動され、Outlookを閉じると同時に消えるものなのですが、たまに残ってしまうことがあります。
残ってしまうとOutlookアイコンをクリックしても「もう既に起動されているよ!」という感じで起動してくれません。
「OUTLOOK.EXE」を終了させる操作手順
デスクトップ画面下の「タスクバー」を右クリックして「タスクマネージャー」をクリックします。

「詳細」の「OUTLOOK.EXE」を選択して「タスクの終了」をクリックします。

「プロセスの終了」をクリックします。

Outlookの起動確認をします。
③データファイルを元に戻す

Outlookクリック時に上の画像のような表示がされるときは、「Outlook ファイル」又は「データファイル」を移動、削除してしまった可能性があります。
データファイルを削除してしまったときの操作手順
「ごみ箱」から「データファイル」を右クリックして「元に戻す」をクリックします。

Outlookの起動確認をします。
データファイルを移動してしまったときの操作手順
「エクスプローラー」を開いて「ドキュメント」から「Outlook ファイル」をクリックします。

デスクトップにある「データファイル」を「Outlook ファイル」へコピーまたは切り取りします。

Outlookの起動確認をします。
データファイルをどこへ移動したか忘れてしまったときの操作手順
移動先を忘れてしまった場合は「エクスプローラー」から検索をかけてみましょう。検索には時間がかかる場合があります。

検索をかけるときは「*.pst」と検索欄に入力すると時短になります。
「*.pst」とは語尾が「pst」で終わる名前を表します。「pst」とはOutlookデータファイルの拡張子というもので、「pstファイル」とも呼びます。
データファイルを完全に削除してしまったときの操作手順
データファイルが見つからなかったときは新規プロファイルから再度メールアドレスを設定することで起動できます。


④アドインを無効にする
まず、セーフモードで起動できるか確認します。
セーフモードで起動できれば、アドイン( 追加機能 )がトラブルの原因の可能性が高いのでアドインを無効に設定することで通常モードで起動できるでしょう。
アドインを無効にする操作手順
キーボードの「Ctrl」を押しながら「Outlook」を起動させます。
画像のように表示されるので「はい」をクリックします。

Outlook画面左上の「ファイル」から「オプション」をクリックして「アドイン」から「設定」をクリックします。

アドインのチェックをすべて外して通常モードで起動するか確認します。

⑤Office Click-To-Runを終了する

Outlook起動時に上のような画像が表示されるときは、タスクマネージャーから「Office Click-To-Run」を終了させることで解決する可能性があります。
また、上の画像はOutlookだけでなくExcelやWordといったOffice製品で表示されます。
「Office Click-To-Run」を終了させても解決しなければ、Office製品の再インストールが必要です。
「Office Click-To-Run」を終了させる操作手順
デスクトップ画面下の「タスクバー」を右クリックして「タスクマネージャー」をクリックします。

「プロセス」から「Office Click-To-Run」を選択して「タスクの終了」をクリックします。

Outlookの起動確認をします。
⑥新しいプロファイルを作成する
Outlookのプロファイルが破損していると起動することができません。
そのため新しいプロファイルを作成することで起動できる可能性があります。

⑦セキュリティソフトを停止する
Outlookはセキュリティソフトが原因でOffice製品が起動できないことがあるので、一度停止して起動確認をしましょう。
停止しても解決しなければ、削除もできれば試したいです。
同じ症状が起きないように対策する

Outlook起動不可に多い原因「Outlook ファイルを誤って削除、移動してしまう」という操作を起こさないために「Outlook ファイル」を隠しファイルに設定すると安心です。
隠しファイルに設定するとエクスプローラー内で「Outlook ファイル」が表示されなくなるので誤操作を防げます。
表示させたい場合は、エクスプローラー内の「表示」から「隠しファイル」にチェックを入れます。

「Outlook ファイル」を隠しファイルに設定する
「エクスプローラー」の「ドキュメント」から「Outlookファイル」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。

「隠しファイル」にチェックを入れて「適用」→「OK」の順でクリックします。

まとめ:正しく使っていてもトラブルは起こる

今回はOutlookが起動しないときの7つの解決方法を紹介しました。
- パソコンを再起動する
- OUTLOOK.EXEを終了する
- データファイルを元に戻す
- アドインを無効にする
- Office Click-To-Runを終了する
- 新しいプロファイルを作成する
- セキュリティソフトを停止する
上記のとおり。
解決しなかった場合は、パソコン本体に問題がある可能性もあります。
問題の切り分けを含めて、パソコン修理サービスに確認してもらうと安心です。

今回は以上です。
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ぜひご参考ください(‘◇’)ゞ