【2025年版】Outlookが起動しないときの解決策7選|まず試すべきことから解説


Outlookが急に起動しなくなりました・・
このように困っていませんか?
この記事では、Outlookが起動しないときの解決策7選を画像付きで解説します。
Outlookが起動しないトラブルは、多くの人が経験する一般的なトラブルです。

大丈夫です。正しい手順を踏めばほとんどの場合、解決できます。
本記事の画像を見ながら、操作してみてください。
さっそく本文へいきましょう。
- OS:Windows 11 Home
- Outlook:Microsoft 365
Outlookが起動しないときの解決策7選

本記事で提示する解決策7選は以下のとおりです。
- パソコンを再起動させる
- OUTLOOK.EXEを終了させる
- Outlookのデータファイルを元に戻す
- アドインを無効にする
- Office Click-to-Runを終了させる
- 新しいプロファイルを作成する
- セキュリティソフトを停止させる
順番に解説していきますね。

①から順番に試してみることをおすすめします。
①:パソコンを再起動させる
まずは、パソコンを再起動してみましょう。
一時的なトラブルは、パソコンの再起動で直ることが多いです。

パソコンを再起動して、Outlookが起動するか確認してみましょう。
②:OUTLOOK.EXEを終了させる

Outlookのアイコンをクリックしても反応しない・・
このような場合は、タスクマネージャーから「OUTLOOK.EXE」を終了させることで解決する可能性があります。
「OUTLOOK.EXE」は、本来Outlookが起動中にタスクマネージャーに表示されますが、稀にOutlookを閉じても残ってしまうことがあります。

「OUTLOOK.EXE」が残っていると、Outlookが起動しないので、終了させる必要があります。

「タスクバー」を右クリックして「タスクマネージャー」を開きます。

「詳細」から「OUTLOOK.EXE」を右クリックして「タスクの終了」をクリックします。
新しいOutlook(Outlook new)の場合は、「olk.exe」と表示されます。


Outlookのアイコンをクリックして起動するか確認してみましょう。
③:Outlookのデータファイルを元に戻す

Outlookを起動したときに「~outlook.pstは見つかりません。」とエラーが表示される場合は、Outlookのデータファイルを移動または削除してしまった可能性があります。
以下の手順で、Outlookのデータファイルを元の正しい場所に移動させましょう。

「エクスプローラー」を開いて「PC」をクリック、右上の検索窓に「*.pst」と入力して検索します。

Outlookのデータファイルを見つけられている場合は、ここはスキップしてOKです。
Outlookのデータファイルが見当たらない、削除してしまったという場合は、新しいプロファイルを作って、メールアドレスを再設定します。
こちらの記事で新しいプロファイルの作成方法を解説しています。


「エクスプローラー」の「ドキュメント」にある「Outlookファイル」に、Outlookのデータファイルをドラッグ&ドロップで移動させます。

Outlookのデータファイルを右クリックして「元に戻す」をクリックします。

データファイルを「Outlookファイル」へ戻して動作確認します。
Outlookファイルは、移動させたり、削除したりすると、Outlookが正常に起動しなくなります。
そのため、隠しファイル(非表示)に設定しておくと、誤って移動させたり、削除したりすることがなくなるので安心です。

Outlookファイルはバックアップをとるとき以外、基本的に操作しないので、非表示にしておくことをおすすめします。
隠しファイルに設定する手順を解説します。

「Outlookファイル」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。

「隠しファイル」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。

「変更をこのフォルダー、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択して「OK」をクリックします。

以上で設定完了です。これでOutlookファイルが非表示になりました。
隠しファイルを表示するする操作手順

「表示」から「隠しファイル」を選択すると、隠しファイルを表示できます。
④:アドインを無効にする
アドインは、Outlookを最強にするための追加アプリのようなものです。
例えば、スマートフォンは最初から入っているアプリだけでも十分に便利ですが、そこにLINEやYouTubeなど入れてカスタマイズしますよね。

この「LINE」や「YouTube」などの追加アプリが、アドインです。
このアドインに不具合があると、動作が重くなったり、起動しなくなることがあります。

アドインを外すことで起動できる可能性があるので、確認してみましょう。
「Ctrl」を押しながらOutlookアイコンをクリックして起動します。

ここで起動できない方は、次の解決策へ進んでください。


いつもとは違う画面で開かれると思います。そのまま次のステップに進みましょう。

Outlook画面左上の「ファイル」をクリックします。

「アドイン」から「設定」をクリックします。

アドインすべてのチェックを外して「OK」をクリックします。
セーフモードのOutlookを閉じて、通常の起動で確認します。

いつも通りの手順で、Outlookが起動できるか確認します。
⑤:Office Click-to-Runを終了する

Outlookを起動したときに、「Officeを更新しています」と表示される場合は、タスクマネージャーから「Office Click-to-Run」を終了すると、起動できる可能性があります。

タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を開きます。

「Microsoft Office Click-to-Run」を右クリックして「タスクの終了」をクリックします。
⑥:新しいプロファイルを作成する
Outlookのプロファイルが破損していると、起動できません。
新しいプロファイルを作ることで解決することがありますが、新しいOutlookの場合はプロファイルを作ることができません。
従来のOutlookを使っている方は、下の記事をご覧ください。

Outlookは2025年9月時点で、「従来のOutlook(Outlook classic)」と「新しいOutlook」の2つがあります。

従来のOutlookの場合は、新しい家(プロファイル)を建てて、住むことができます。
新しいOutlookは、一つの大きな家で部屋を使い分けるようなイメージです。

新しいOutlookには、プロファイルという概念がありません。
⑦:セキュリティソフトを停止する
Outlookは、セキュリティソフトの影響を受けやすいです。
セキュリティソフトが過剰に反応して、Outlookの起動をブロックするがあります。

これはセキュリティソフトのセキュリティレベルを高く設定しているときに、よく起きるトラブルなんです。
セキュリティソフトを使っている場合は、一度停止して起動確認してみましょう。
【よくある質問】Outlookが起動しないときのQ&A

Outlookが起動しないトラブルで、よくある質問をまとめました。
ただ、従来のOutlook(Outlook classic)を使っている方は、万が一に備えてバックアップをとっておくと安心です。
こちらの記事でバックアップをとる操作手順をまとめています。

会社のPCの場合は、会社独自の設定がされている可能性があります。
データが消えてしまうということはありませんが、念のためシステム担当者に相談しましょう。
この記事では、元Microsoftサポートの僕が、最も効果的だった解決策をまとめました。
この記事の方法で解決しなかった場合は、Microsoftが公式で発表しているトラブルシューティングガイドを参照してみてください。

【まとめ】Outlookが起動しなくても、焦らず対処しよう

お疲れ様でした。
今回はOutlookが起動しないときの解決策7つを解説しました。
- パソコンを再起動させる
- OUTLOOK.EXEを終了させる
- データファイルを元に戻す
- アドインを無効にする
- Office Click-to-Runを終了させる
- 新しいプロファイルを作成する
- セキュリティソフトを停止させる
無事に起動できたでしょうか?

Outlookが正常に起動できたのなら、僕もとても嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回は以上です。
Outlookの設定や使い方、トラブルの解決策をまとめています。
Outlookで悩んでいる方は、ぜひご覧ください!